脱退一時金の振り込みが遅い場合は要確認
「脱退一時金の請求をしたのですが、まだ支給されません。」
「書類に間違いはありませんか?」
「いつ支給されますか?」
こういった内容のお問い合わせを今までに何度かいただいております。
まず断っておきますが、脱退一時金に関する事務は日本年金機構が管理しておりますので、そちらに連絡をしてください。こちらでは対応できません。
脱退一時金が支給されない理由として考えられること
脱退一時金の請求書を提出したのにいつまで経っても支給されない場合は、次のいずれかの理由が考えられます。
(1)事務処理に時間が掛かっている
被保険者期間の確認や振り込みなど、それなりに時間は掛かります。通常、請求書を提出してから3ヶ月前後で振り込まれますが、それより長くなることもあります。少し気長に待ってみましょう。
(2)提出書類に間違いがある・添付書類が足りない
提出した書類にミスがあったり、必要な添付書類が足りない場合は、当然支給されません。脱退一時金は「日本に住所を有しなくなる」ことが請求できる条件となっておりますので、後から間違えがあってもすぐには修正手続できません。脱退一時金の受給に必要な書類や提出先等を確認して間違えがないようにしましょう。
(3)口座情報が間違っている
すべて完璧に手続きしても口座情報が間違っていれば振り込まれないのは当然です。「銀行名」、「支店名」、「口座番号」を書くとき、書いた後によく確認してください。「口座が本人のものであるという証明書」もお忘れなく。
(4)期限が過ぎている
脱退一時金は日本に住所を有しなくなってから2年以内に請求しなければなりません。中には、5年以上経っている状態で相談される方もいますが、請求できないです。そういったことがないように、出国後すぐに手続きしてください。
『脱退一時金裁定請求書』を提出してから1以上経っても振り込まれない場合は、何らかの不備がある可能性があるので、日本年金機構に問い合わせた方が良いでしょう。
脱退一時金と社会保障協定
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