付加年金に主婦は加入できる?
付加年金は、月額400円の納付で、将来受け取れる老齢基礎年金1年分に200円の上乗せができる制度です。
金額が少ないこともあり、一見すると大したことがないように見えますが、2年受給すれば納付した額に達し、3年目以降は得するお得な年金制度となっています。
そのため、テレビ番組で年金について取り扱うと、社会保険労務士(社労士)やファイナンシャルプランナーといった年金のプロが、付加年金への加入を勧めることが多いです。
その際、テレビを観て、真剣に付加年金への加入を考える主婦も多いことでしょう。
実際、「専業主婦ですが、付加年金に加入できますか?」「テレビでやっていた付加年金に加入したいのですが、主婦はどうやって加入すれば良いですか?」という内容の質問を何度もメールで頂いたことがあります。
そういった疑問をお持ちの方のために、付加年金に加入できる主婦について説明するので、ぜひ、参考にしてください。
付加年金に加入できる主婦
「付加年金に主婦は加入できますか?」と聞かれた場合の答えは、「加入できる主婦もいれば、加入できない主婦もいる」と答えることができます。
それは、付加年金への加入資格に、主婦であるか否かは関係ないからです。
付加年金に加入するには、第1号被保険者(自営業者・無職・学生・農業者・フリーター・ニートなど)であることが条件とされています。
もう少しわかりやすく、主婦目線で説明しましょう。
付加年金に加入できる主婦
第1号被保険者で国民年金保険料を納付し、国民年金基金に加入していない主婦
上記条件を満たしており、付加年金に加入したい主婦は、「付加年金の手続き」を参考にして、付加年金に加入してください。
付加年金に加入できない主婦
次の主婦は、付加年金に加入できません。
第2号被保険者である主婦は、老齢基礎年金への上乗せ給付として老齢厚生年金を受給できます。
第3号保険者である主婦は、国民年金保険料を納付しなくても将来老齢基礎年金を受給でき、さらに、夫の老齢厚生年金の半分も実質として主婦の受給分となります。